日独交流150周年参加事業 直視せよ! オットー・ディックスの版画 戦争と狂乱 1920年代のドイツ
2010年9月11日(土) - 10月24日(日)
オットー・ディックス(1891-1969)は、2つの世界大戦を挟む激動のドイツにおいて、人間存在の本質に迫った 20 世紀ドイツを代表する画家のひとりです。魔術的レアリスムとも称される、その酷薄なまでに生々しい描写は、社会の実相と人間の本能をときに妖しく、そして冷ややかに暴きだします。
本展で展示される版画約 90 点には、画家にとって忘れ難いトラウマとなった第一次世界大戦の従軍経験が反映されています。さらに、やがて到来する「黄金の 20 年代」の胎動や、戦後の混乱が入り交じった都市の諸相が刻印されているのです。
「人間の狂気と獣性」、そして「虚無と退廃と背徳」。現実を直視し、ありのままに表現し続けた画家ディックスの、最も実り豊かな時代の作品はまさに必見といえるでしょう。日本では約 20 年ぶりのまとまった展覧となる絶好の機会です。
会期 |
2010年11月3日(土) – 12月19日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥500(400)/大高生¥250(200)/中小生¥100(80) |
主催 |
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]、ドイツ文化センター・大阪 |
企画・提供 |
ifa(ドイツ対外文化交流研究所) |
助成 |
公益財団法人野村財団 |
関連企画 |
●映画「戦場のアリア」(ラスタ映画倶楽部タイアップ企画) 日時|2010 年 11 月 6 日[土] 10:00 / 14:00 / 18:00 全席自由 *共通チケットは美術館・ラスタホールのほか、いたみホール、 ●講演会「オットー・ディックスと 20世紀の自画像」 日時|2010 年 11 月 20 日[土] 14:00-15:30(予定) ●講演会「版に世界を刻み込む」 日時|2010 年 12 月 12 日[日] 14:00-15:30[予定] ●ディックス・ウィーク DIX WEEK 1920’S 狂乱の時代の息吹
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